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1988年〜95年、2000年〜07年 の通算14年ほどを過ごしたオランダを生活者の視点からご紹介します。
腰折れ川柳は、諸姉にはお目障りかとも思いますが、願わくば、黙殺笑殺お目こぼしを。
間渕嘉那子 (17回) |
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Sintaklaas
シンタクラース |
日本ではサンタクロースとイルミネーションの季節。
サンタクロースはヨーロッパで14世紀頃から信仰されていた中央アジア出身の学問と子供の守護者、聖ニコラスが17世紀に オランダ人入植者と友にアメリカにわたったものが原型だとのことです。 |
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オランダでは11月中旬の日曜日、聖ニコラス:シンタクラースが船に乗ってスペインからやってきます。
アムステルダム港は見物人が鈴なり。
赤いローブに白い髭、杖と厚い本をもったシンタクラースはお供にスヴァルトピートを連れ、白馬スヒメル:Schimmelに乗ってパレードします。
←左にかすんで見えるのがアムステルダム中央駅。
東京駅に似てるでしょう? |
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Zwartpiet=ブラックピーターはキリスト教に帰依した異教徒のシンボルで
顔を黒く塗って、派手な衣装を着ています。
毎年、日本人の間で「あれは人種差別ではないか」との疑問が呈されますが、私の知る限りではアフリカ系オランダ人でピートを嫌がる人はいませんでした。
ちび黒サンボや某濃縮乳酸飲料のイラストが消えて久しい日本では考えにくいことです。
アフリカ系の人たちは、
ピートは「黒人」でなく、あくまでもシンボルである。と
仮に黒人の意味だとしても、悪キャラじゃないし、好かれてるし。と
伝統行事を気にするほど狭量じゃないよ。と
考えているんじゃないかな。
と、これはあくまでも私見ですが。
マイケル・ジャクソンが肌を白くするのが「白人差別」じゃないなら、顔を黒くするのも差別じゃないはず。というのは牽強付会に過ぎる? |
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子供たちが毎晩水と人参をドアの外に置くと、それを食べたスヒメルが代わりにお菓子を置いていきます。
スーパーマーケットでは名前を書いた子供靴(泥んこの!!)を置く棚があって、5日にはお菓子を入れて返してくれます。
この時期、特に週末は、どの商店街でもお菓子を配るピートを連れたシンタさんが見られます。
幼稚園、学校、スィミングクラブ、オフィスにも現れます。
当然シンタさんは掛け持ちで走り回るので、街中でシンタさんの乗った車同士がすれ違うのも珍しくありません。 |
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← バイクで駆けつけたシンタさん
12月5日、いよいよクライマックスです。
ピートに情報収集させたシンタさんは、いい子の靴には素敵なプレゼントを、悪い子の靴には小枝を入れます。
そして、とっても悪い子は袋に入れられ、6日にスペインへ連れて行かれるのです。
つまりシンタさんは閻魔さまで、あの厚い本は閻魔帳だったのです!!
プレゼントには詩を添えるのが慣わしなので、親たちは韻を踏んだ言葉を捜すのに苦労します。 |
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Kerstboom
クリスマスツリー |
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シンタクラースさまご一行がスペインへ帰ると、いよいよ街はクリスマスの飾り付けに変わります。
ドイツなどに比べると地味なのですが、ツリーは生木が一般的です。
町の中心の広場には大きなモミの木が立てられ、いい香りが漂います。
その中でも圧巻はチーズで名高いGouda:ゴーダのツリーです。
50年以上前から、ここのツリーはノルウェーから贈られているのです。
20mにもなる大木が選ばれ、、運ばれてきます。
そして、12月中旬(2008年は16日)ノルウェー大使によって点灯式が行われます。
この夜はKaarslicht Avond=キャンドルライトナイトとも言われ、駐車場から広場へ向かう道も、広場の周囲も電気の光はすべて消され、窓辺に置かれたキャンドルの明かりだけになります。
当時のままの石畳をたどると、中世の夜の暗さと、灯りの温かさが実感されます。
教会の塔からはカリヨンの音が鳴り響き、広場を埋め尽くす群集からクリスマスカロルが湧き上がります。
18年くらい前に見たこのイベントが忘れられず、2006年にも行きましたが、みぞれ混じりの強風で閑散としていたのにガッカリしました。
何事もお天気次第ですね。
とはいえ、いまでもこれがオランダで一番好きなイベントかも。 |
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googleで拾ってきた写真です。
蝋燭の光を捉えるため、感度を上げてあるので、空が明るく見えますが、実際は真っ暗です。 |
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やっと1年が終わりました。
撮りためた写真をひっくり返したり、サイトで探したりしていると、あらためて14年間の生活が思いだされました。
読んで下さる方には冗長と感じられたかと思いますが、書く側としてはあれもこれも言いたかったと思うばかりです。
みなさまありがとうございました。いいお年をお迎えください。 |
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Sint Maarten
シントマーチン |
日没が日ごとに早くなり、太陽が厚い雲に隠れることの多い11月。
オランダは長く暗い冬を迎えます。
11月11日。日が沈む頃、子供たちの声が聞こえてきます, |
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思い思いの提灯を持った子供たちが、辻々を巡っています。
門灯がともった家の前に来ると子供たちは並んで歌い始めます。 |
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シントマーチン=聖マルチヌス(仏:サンマルタン)は4世紀にハンガリーで生まれ、若くしてローマ軍の軍人となり、その後フランスで司教として布教に努めたそうです。
慈悲の厚い人で、物乞いに自分のマントを裂いて与えたという逸話が有名で、フランス、オーストリア、ドイツ、オランダなどで、貧しい人の守護聖人として信仰されています。 |
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ちなみに、映画「スピード2」で有名になった、カリブ海のセントマーチン島は、仏領(サンマルタン島)と蘭領(シントマーチン島)に分割されています。 |
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Sint Maarten,Sint Maarten,
De Koeien hebben staarten,
De Meisjes hebben rokjes aan,
Daar komt Sint Maarten aan, |
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シントマーチン、 シントマーチン
牝牛はしっぽをつけて
女の子はスカートをはいて
シントマーチンが来るよ |
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歌い終わると、それぞれの子供が持つ袋に家の人がお菓子を入れてくれます。 |
私が子供の頃(五十ウン年前)、浜松の下町では節分の夜、晒の手ぬぐいで作った袋を持って、近所の家を回り、豆拾いをしたものです。
どの家も座敷を片付けて炒り豆、南京豆、ビスケット、小さなみかんなどを投げてくれました。。
隣町まで遠征することもあって、帰りには袋が一杯になりました。
このシントマーチンの行事はそれを思い出させます。 |
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十月ともなればもう初冬。日ごとに暗く寒くなってきますが、そんなときこそ落ち着いて芸術鑑賞ができるというもの。
大航海時代に世界中から集めた美術品や、17世紀の黄金時代に強力な経済力に支えられて花開いた芸術を集めた美術館、博物館が狭い国内に数知れずあります。
よく利用していたミュージアムガイドには、大は世界最大級から小は民家の居間ほどの物まで、2000ものmuseum(庭園を含む)が載っていました。
また、音楽・舞台芸術においても、国内の交響楽団、カンパニーのみならず、、地続きのヨーロッパ諸国からの客演も頻繁に行われています。 |
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ロンドンの大英博物館、パリのルーブル、マドリッドのプラド、ニューヨークのメトロポリタン、と並ぶ世界の五大ミュージアムのひとつ。
国立博物館としては1800年にハーグで設立され、その後アムステルダムに移されました。現在の建物は1885年に完成したもの。
絵画、彫刻のみならず、銀器、宝飾品、家具、ガラス、陶磁器などの逸品が満載で、1日や2日では到底見切れません。 |
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こちらがかの有名なレンブラントの「夜警」
よく見るとなかなか意味深な描写があります。
この前はいつも人だかり。でも「モナリザ」などと違って、すごく大きいので、見えないということはありません。 |
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1973年の開設時は右側の本館のみ。
1999年に黒川紀章による半円柱形の新館が建てられました。
絵は年代別に並べられていて、画風の変化がよく分かります。素描のコレクションも充実しています。 |
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オランダ中で一番好きな絵はこれ。Lachende Jongen (笑う少年)
作者のフランス・ハルスは日本ではあまり知られていませんが、オランダではフェルメールと並び称される存在です。 |
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17世紀半ばに建てられたマウリッツ候の館。
行政の首都 デン ハーグの国会議事堂隣。
王室のコレクションが元となっています。
規模は小さいけれど、逸品が多いので有名。
オランダで一番好きな美術館です。 |
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聴く・観る |
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ウィーンフィル・ベルリンフィルと並ぶ、世界三大オーケストラのひとつ、ロイヤル・コンセルトヘボウオーケストラの本拠地。
大小二つのホールがあり、ジャズからクラシックまで幅広く上演されます。
屋根の上にあるのはシンボルの竪琴。
ここから国立博物館まで広い芝生の広場が続き、その中ほどにゴッホ美術館があります。 |
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Muziektheater
(ミュージックシアター) |
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オペラ、バレーを見るならここ。
アムステルダムの下町、蚤の市のすぐそばにあります。
クリスマス時期に上演されることの多い「くるみ割り人形」はオランダ的演出と舞台装置がとても楽しいのでお勧めです。
モダンダンスも盛んに上演されます。 |
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ポーランド移民のトゥスヒンスキーが「世界で一番美しい映画館」を目指して1920年に作ったダッチアールデコの劇場。今もシネマコンプレックスとして10ほどのホールが新作映画を上映しています。
インテリアも凝りに凝っていて、逢引の小部屋とかダンスホールとか、今は使われていない部分もあり、有料の館内ツアーが行われています。
ここで観ても、普通の劇場で観ても映画の料金は同じ。
大人が800円から1000円くらいです。
少し前まではどんなアクション映画でもコメディーでも、途中に休憩が入って、ロビーでコーヒーやワインを飲みました。
今でも休憩(pause)を入れる劇場があります。 |
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Bloemen corso Aalsmeer |
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9月の最初の週末、世界最大の花市場 アールスメアから花で飾られたフロート(コルソ)が次々と引き出され、街道をゆっくりとアムステルダムへ向かいます。
秋の最大のイベント、アールスメアの花のパレードです。
数台のトレーラートラックを連ねた大型のフロートが20台前後、ピックアップトラックや乗用車に花を飾ったものや、オートバイもたくさん出て、パレードの全長は約1Kmにもなります。 |
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これは公式サイトから転載した2007年のフロート、 映画がテーマです |
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この辺は2002年に撮ったものです。
アムステルダムを巡ったフロートはアールスメアに戻るまえに一夜を明かします。
2002年は我が家のすぐ近くの広場に置かれました。
朝早いので見物人がほとんどいません。 |
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大型フロートの中では、テーマに沿った小芝居や演奏が行われます。
これはアフリカの学校ですね。
パレード中は多分、中で授業風景を演じていたのでしょう。 |
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見物人の服装にご注意!!
9月上旬は既に晩秋。
気温が10℃以下になるのも珍しくありません。 |
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アールスメアのフロートはセットにフラワーアレンジメントを飾り付けるという方式です。
南部のズンデルト市などの場合は花だけを絵の具代わりに敷き詰めるタイプです。
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リンゴやカボチャなどもよく花材に利用されます。 |
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この2枚は2005年の撮影です。
この年、フロートはアールスメア近くの湖のほとりで一夜を明かしました。
湖には花火があがって、華やかでした。 |
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と、ここまで書いて、2008年の様子を見ようとサイトを探したのですが・・・ない。
なんと、アールスメアの花パレードは2007年の第60回を最後に幕を閉じたのだそうです。
卯月のところで書いたように、花卉農家の北部移転が響いているのでしょうか? |
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花と車と服の色が見事にマッチしてます。 |
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Fruitcorso Tiel |
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9月の第2週末は中東部ヘルダーランド州のティールでフルーツパレードが行われます。
こちらはすべて野菜、果物、穀類、豆類で飾っていますが、こんなにも様々な色があるとは驚きです。2003年の撮影ですが、パレードの時間には行けなかったので、広い体育館のようなところに置いてあるのを見ました。 |
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巨大カメレオン |
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オランダの地図の凡例にはしばしば森や砂地、湿地などの他にheide という薄紫の項目があります。heideは日本ではエリカと言われ、初秋に薄紫の花をつける潅木で、英語ではheatherとかheathとかいいます。
そう、元文学少女にとってはプリンスエドワード島と並んで一度は行ってみたい場所「嵐ヶ丘」の斜面に茂っているあれです。
ご存知の通り小説の主人公、の名前ヒースクリフはこれにちなんでいます。
オランダではクリフ:崖ではなく多くは平坦な野原に生えますが、高速道路の法面などにもよく見られます。
強風が吹き、乾燥して地味が貧しく、耕作できない荒野に、強靭なヒースだけが根付きます。
花期は8月の下旬(初秋)ですが、年によってかなりばらつきがあり、咲き始めに暑い日が続くと満開の前に茶色にすがれてしまうので、ヒース見物は案外難しいのです。。
ヒースに関してはあまり説明することもないので、写真で雰囲気を感じてください。 |
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おまけ |
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これらの写真は2003年と2006年に、Nationalpark De Hoge Veluwe (クロラーミュラー美術館のある所)とHilversum(マスメディアの中心地)付近の自然保護地で撮りましたが、どちらもヒースの原だけでなく森や水辺などにさまざまな植物が茂り、実りの秋を告げていました。
もうすぐ始まる長い冬に備えるリスや鳥たちへの自然の恵みです。 |
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短い夏を精一杯楽しもうと、村祭りのような催しが各地で開かれますが、なかでも出色なのがアムステルダムの東、アイセル湖(北海に続く内海)がぐっと内陸に入り込んだところにある港町、ユトレヒト州スパーケンブルグ(Spakenburg)の民族市(Spakenburgse Dagen)でしょう。
ここは女性たちが今もことあるごとに民族衣装を着ることで知られています。
よく知られている白いレースで縁の反り返ったとんがり帽子に縞のスカートの衣装は、フォーレンダム地方のものです。
スパーケンブルグの衣装は、凝った鉤針編みの小さな帽子と日本の裃のような固い肩当てが特徴で、黒いスカートの上にエプロンをつけます。 |
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手作りのエプロンや人形の衣装、伝統衣装のミニチュアなどを売っているおばあちゃん
くっきり盛り上がった前髪はかもじです。 |
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おばあちゃんから買ったミニチュア
現在は我が家の居間に飾ってあります。 |
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帽子
鉤針編み
白木綿糸 |
肩衣
厚紙で裏打ち |
生地
更紗:チェック
木綿 |
冬用腕カバー
毛糸
ビーズの編み込み |
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衣装は袖なしなので、冬は毛糸で編んだ腕カバーをつけます。
他の地方の衣装も短い袖が多いようです。 |
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自慢の手芸 |
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ビーズ織りのお店
このおばあちゃんもかもじ派 |
ボビンレースの実演
このお二人はかもじをつけない派 |
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買い物もこのスタイルで |
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「あら、それいいじゃない。いくら?
孫の誕生日にぴったりだわ。」
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「パンは買ったしと・・・
さて、次はお肉屋さんへ行こうかしら」 |
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普段どおり |
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「ねぇ、それであれはどうなったのよ。」
「それがね、あの後さぁ・・・。」
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「自転車だって乗るわよ。」 |
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男たちも |
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「近頃目が遠くなっちまって
網の繕いも一仕事さ。」
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子供たちも |
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わらべ歌 |
広場のステージでは伝統衣装のファッションショー、楽器演奏、コーラスなどが演じられます。子供たちのわらべ歌遊びは大人気!
右端に見える柱は船のマストです。つまりステージのすぐ向こうは港。 |
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♪ か〜ごめかごめ ♪ |
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4月から10月までが野外の催しのシーズンです。
国中のあちこちで国際規模から村祭り級までさまざまな催しが開かれ、観光客が訪れますが、日本のように人ごみで歩けないということはめったにありません。
大きなところは大きいなりに、小さいところは小さいなりにほどほどの賑わいを見せます。 |
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国旗の先にリュックがぶら下がっています。
6月に入ると、あちこちの家の軒先に見られるこれはなんでしょう? |
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これは高校終了試験(eind examen)合格の印なのです。
受からなければ?
受かるまで先に進めません。
試験終了は人によって違うので、ある日一斉に旗が立つというわけではないのです。
オランダの学校制度では、12歳まではだれも同じ初等教育を受けます。その間、必要な到達度に達していなければ、落第します。
何事によらず実利を尊ぶこの国では、落第の屈辱より学力到達の機会喪失の方が当人の損失が大きいと考えられているので、落第したらがっかりはするけれど、とんでもないことだとは思わないようです。 |
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一般的な初等学校(basisschool)
自宅から徒歩で通える距離に、カトリック系、プロテスタント系、無宗教の三種類があります。
ワークシェアリング導入までは、ほとんどの子供は家で昼食をとり、午後に学校へ戻りました。
しかも子供だけで外出させられないので、母親は学校まで毎日4往復していましたが、最近は学校でお弁当を食べる子供が増えたようです。
見ての通り、遊び場程度のスペースだけで運動場はありません。
体育の授業はないので、運動が好きなら地域のスポーツクラブに参加します。
ほとんどのスポーツクラブはボランティアのコーチが指導するので、費用は余りかかりません。 |
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このほかに教育困難児(IQ60〜80)のための基礎教育コースもあります。
事務系の職員の多くは高卒かその上の専門学校卒ですが、オランダ語・英語以外にもう1ヶ国語くらいは、実務言語として使えるので、日常事務程度では通訳や翻訳専門家を必要としません。付加価値を高めるために、希少言語を習得する人も多くいます。
資源を持たない小国で、母語が汎用性を持たないという共通性を持ちながら、日本とのこの違いはなんでしょう?
大学進学率は10年位前の統計で10%前半くらいで、多少は上昇しているかもしれませんが日本には遠く及びません。
その代わり、大学卒業者は学士として尊重され、また、それに足る能力を獲得しています。
さほど多種の階層の人とお付き合いしたわけではないのですが、乏しい私の経験では、「当人に合った職業につくのが幸せ」という了解が広く浸透しているようで、むやみな上昇志向はあまり感じられませんでした。
福祉が充実していることと、生活そのものを楽しむという国民性が関係していると思われます。
一生この国に住むなら、不出来な我が子の尻を叩いてお金のかかる大学へ押し込む必要もなかったような…。 |
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Amstelveenの公園 |
人口8万人弱のアムステルフェーン市にはアムステルダム市にまたがる、面積935haのボス公園(土地はアムステルダム市、管理はアムステルフェーン市)の他に20ヵ所あまりの公園があります。
ちなみに浜松フラワーパークは30ha、新宿御苑は58.3ha です。
広い芝生の中に噴水や薔薇の花壇がある明るい公園、大きな池の周りに水辺の植物を集めた公園、鬱蒼と茂った落葉樹の下に色とりどりの野草が咲く公園など、それぞれに特色があります。 |
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我が家の裏にあるメアンダー公園
白く咲いているのはナナカマドやウツギなどの花です。 |
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Dr. Jac. P. Thijssepark |
そんな中で特に気に入っていたのはタイッセ公園です。
我が家から車で5分ほどの、大通りの裏にあるコの字型の公園で、さほど広くはないのですが、入り組んだ小道の周囲に変化に富んだ景色が次々と現れます。
商店街から一歩入っただけとはとても思えない静かな場所で、華やかな園芸種の植物は一切なく、野生植物を程よく管理して植えてあります。
樹木はほとんど落葉樹なので、若葉の春から紅葉の秋まで楽しめます。
10時ごろまで明るい夏の夜は心地よい風に吹かれて夕食後に散歩しました。
道を挟んだ向かい側には大きな池を囲む広いデ ブラーク公園もあります。 |
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ギョウジャニンニク |
食べられますが食べません |
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採ってもいい秘密の場所を知ってます |
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バイモ |
チェック柄がシックな私のご贔屓 |
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オランダ語では蛇百合 |
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黄色の花はトウダイグサの仲間 |
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運河に面した家にはボートが |
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子育て真っ盛り |
運河や池の水辺では水鳥の雛が孵って、親鳥は大忙しです。
白いお面をかぶったようなオオバンは池の中の杭などに枯れ枝で巣を作ります。
子育て中のハクチョウは優雅に泳ぐ姿からは想像できないほど警戒心が強く、とても獰猛です。
公園の中だけでなく、いたるところにある運河や池に水鳥がいるので、スーパーマーケットのまん前で巣篭もりしたハクチョウが、買い物のお供で来たワンコと小競り合いを起こすなども珍しくありません。
たいていの犬はごくお行儀がいいので、好奇心で近づいただけなのに一方的に攻撃されています。 |
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公園で植え替えやら芝刈りやらする人は見かけますが、殺虫や消毒の作業を見たことがありません。
蛾の幼虫が大発生して真っ白になっている木に、市の公園課のプレートが付けてありました。 |
「不愉快かもしれませんが、発生した虫は小鳥たちの大切な食料ですから殺虫剤の散布は行いません。
健康な木は虫で枯れることはなく、枯れた場合は切るべき時期が来たことを示しています。」 |
絶対に殺虫消毒をしないというわけではないでしょうが、適正な環境を保持した上で、自然淘汰に任せるという姿勢には学ぶべき点が多いと感じます。 |
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園芸植物の生産では世界一を誇るオランダ。4月は花盛りの球根畑が目にまぶしいほどです。
これはヒヤシンスと水仙。
せっかく咲いた花ですが、球根を太らせるためにまもなく刈り取られてしまいます。
元来北海に面した西海岸べりが栽培の中心でしたが、近年はライデンやハーレムのベッドタウンとして宅地化が進み、地価の安い北部に移動が進んでいるということです。
温暖化で北部でも栽培できるようになったのでしょうか。気になるところです。 |
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球根畑地帯にあるキューケンホフ公園が公開される3月下旬からの1ヶ月間はオランダを訪れる観光客が最も多い時期です。
広い園内は信じられないほど多くの種類のチューリップを始めとして、ヒヤシンス、ムスカリ、アネモネなどが敷き詰めたように咲き誇り、花好きならずともため息が出る美しさです。
また園内には王族の名がつけられた4つのパビリオンがあり、アレンジメントや新種花の展示会、コンクールなどが週替わりで開かれます。 |
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この公園が夏にも公開されたことがありましたが、チューリップの咲き誇っていたあたりが昼なお暗き広葉樹の森だったのには驚きました。
キューケンホフ公園の美しい写真をもっと見るには緑の文字をクリックしてください。
キューケンホフ公園
私の撮ったキューケンホフ.
2003年
2004年 |
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総面積 32万u チューリップは700万株とも |
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(桜公園) |
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多くの日本人が住み、毎年「住み心地のいい町」ランキングトップに選ばれるアムステルフェーン市(Amstelveen)と、首都アムステルダム市にまたがる広大な森林公園(Amsterdamse bos)の一角に桜の林があります。
日蘭友好400年記念のためにJ}WC(日本婦人会)がバザーの売り上げなどを元に10年がかりで寄付した400本のソメイヨシノの苗木によって2000年に完成しました。
毎年、アムステルフェーン市主催の「観桜会」が催され、私の属していた日本人女声合唱団「風」も招かれて歌っていますが、これまで桜が咲いている時期に当ったのは2000年から今年までの9回のうち2、3回しかありません。
去年は3月下旬に固いつぼみの下で行われ、4月初旬に行われた今年はすっかり散った後だったそうです。
オランダは日本以上に年毎の気候の変動が大きいので、日程を決める市はご苦労なことです。 |
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向こうの高速道路からも花霞が見えます |
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(女王の日) |
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ユリアナ前女王の誕生日4月30日にはオランダ全土がフリマ化します。この日ばかりは誰がどこで何を売ってもいいのです。
人が集まりそうな通りや広場は前日から場所取りが始まります。
子供たちは物置や屋根裏から不用品や飽きたおもちゃを集め、おかあさんはクロゼットや食器棚の大整理をし、お父さんは工具や電気製品、家具などを眺めて売ろうか、とって置こうかと思案します。
にわかストリートパフォーマーになって投げ銭を稼ぐのもOKです。
意外なところでは日本の海苔やお菓子、引き出物の削り節、味の素の金色缶など、派手な絵柄の空き缶がよく売れます。 |
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高級ファッション街にもこんな風景が延々と |
「だってサイズが合わないんだもん。」 |
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2006年の掘り出し物。
空き瓶などのガラクタと一緒に売られていた、銀のハンドルがついたマッカム焼きの皿です。
小さな繕いがありますが新品なら皿が300ユーロでハンドルが200ユーロ以上します。
いくらで買ったかって?
40ユーロというのを値切って35ユーロで! |
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オランダの春はクロッカスで始まります。
学校などでは2月の終わりに1週間のクロッカスホリデイがあるほど、オランダ人にとってなじみ深い花で、住宅の庭、公園、道路の分離帯、ロータリーの中と、芝生のあるところには必ず芽を出します。
とはいえ、ホリデイに合わせて咲いてくれるわけではなく、2月中はつぼみがちらほら、といった程度です。
年にもよりますが、3月に入ると、まだ葉を落としたままの木の下でお日様をいっぱい浴びて白、紫系、鮮やかな黄色の順に咲き始め、芝生(冬でも青い麦科の西洋芝)の緑に映えてとてもきれいです。 |
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アムステル公園前のクロッカス |
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運河沿いのクロッカス |
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今年はちょうどクロッカスホリデイの時期にオランダへ里帰りしましたが、スノウドロップ、クロッカス、チオノドクサ、黄色いアネモネなど2月から4月に咲く花がいっぺんに咲いていました。
気のせいかクロッカスの花が少し貧弱みたいで、やっぱり異常気象のせいでしょうか。 |
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ライデン大学の植物園('08/02/26) |
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キリスト教国で春の行事といえば復活祭:イースターで、オランダではギリシャ語由来のPaasdagと呼ばれています。(1連の祝日はPasen)
十字架にかけられて亡くなったイエスキリストが三日目によみがえったことを記念する日で、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」(あぁ
ややこしい!)と定められ、年によって3月22日から4月25日とほぼ1ヶ月の幅があります。今年は3月23日と、最も早い年の部類に当たります。 |
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オランダ人に着倒れと食い倒れの傾向はほとんどないのですが「インテリア&エクステリア」への関心は絶大です。
多くの家の道路側に裏庭まで見通せる大きな窓の居間があり、イースターには黄色をベースにさまざまなパステルカラーの卵、ひよこ、ウサギなどが飾り付けられます。
以前はどの居間の窓も自慢のインテリアを見せるために美しいレースのカーテンが開けられていましたが、最近はブラインドなどで目隠しをする家が増えてきたのはいささか残念です。 |
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標準的な住宅地の窓 ↑
裏庭まで見通しなのがわかりますか?
(カーテンが開いていて居間に人がいない家を探すのが大変でした) |
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我が家のイースター飾り
絵皿と柳の小枝につるしたウサギのボビンレース(ちょっと見えにくい)は自作。
手前の小皿に入ったカラフルな卵はガラス製。
いつもシーズンが終わった後で半額以下になったものを来年用に買っていました |
復活祭は聖金曜日から始まり、月曜日までの4連休になるので、家を飾るのと同じくらい「旅行大好き!」のオランダ人は翌年のカレンダーが出るとすぐに旅行計画を立てます。
下に祝祭日の表を掲げましたが、3月の復活祭から5月の降臨祭まで祝日が目白押しで、その後はクリスマスまで何もないのがお分かりでしょう。
でも、ご心配なく。祝日のない時期にそれぞれ自分の都合で1週間から1ヶ月の休暇を取るのですから。
ナショナルホリデイではありませんが、10月頃、学校ごとに日をずらした1週間の秋休みがあります。 |
オランダ王国 ひとくち知識 「祝祭日」 |
2008年 |
2009年 |
Nieuwjaardag |
元日 |
1月1日 |
1月01日 |
1月01日 |
Goed Vrijdag |
聖金曜日 |
復活祭前の金曜日 |
3月21日 |
4月10日 |
1e Paasdag |
復活祭 |
春分の日の後の最初の満月の次の日曜日 |
3月23日 |
4月12日 |
2e Paasdag |
復活祭二日目 |
復活祭翌日月曜日 |
3月24日 |
4月13日 |
Koninginnedag |
女王の日 |
前女王の誕生日 |
4月30日 |
4月30日 |
Bevrijdingsdag |
解放記念日 |
第2次大戦ドイツ軍からの開放 |
5月05日 |
5月05日 |
Hemelvaartsdag |
キリスト昇天祭 |
復活祭の40日後(木曜日) |
5月01日 |
5月21日 |
1e pinksterdag |
聖霊降臨祭 |
復活祭の7週間後(日曜日) |
5月11日 |
5月31日 |
2e Pinksterdag |
聖霊降臨祭二日目 |
降臨祭の翌日 |
5月12日 |
6月01日 |
1e Kerstdag |
クリスマス1日目 |
クリスマス |
12月25日 |
12月25日 |
2e Kerstdag |
クリスマス2日目 |
クリスマスの翌日 |
12月26日 |
12月26日 |
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スケートマラソン 優勝者でも8時間くらいかかる |
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緯度は樺太の真ん中あたりですが北大西洋海流(メキシコ湾流)のおかげで、高緯度のわりに暖かく、冬の平均気温は3℃前後です。しかし、年によって差が激しく、−20℃にもなって児童に外出禁止令が出ることもあります。
近年は暖冬が多く、運河や湖ででスケートを楽しむ機会もめっきり少なくなりました。
フリースラント(凍った土地)州の11市町村を結ぶ200kmスケートマラソンも1997年を最後に行われていません。
積雪は少ないのですが、たまに白銀の世界になると、ベビーバギーやショッピングカートの代わりに小さな橇を引く人も見られます。 |
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寒行 |
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冬至のころ、太陽は午前8時半に南東から昇り、午後5時前に南西に沈みます。
この暗くて長い冬の間に、ホームシックや軽い鬱になる人もいるようですが、私はトイレから風呂場まで行き届いた暖房の中で、ぬくぬくと手芸や読書にふけって、なんの不自由も感じませんでした。
ノートパソコンの冷却ファンが故障し、開け放った窓の前に座って天然冷却で作業したときの他は・・・。
2月になると、気温は低くとも日ごとに明るい時間が長くなり、春が近づいていることを実感します。
バルコニーに置いたピーナツを食べにやってくるシジュウカラやコガラの声も心なしかうれしげです。 |
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オランダの新年は耳をつんざく爆竹の音と、夜空を彩る花火とで明けます。
大晦日、11時を過ぎる頃から着膨れた人々が花火のセットを手に、広場へ、大通りへと出てきます。
年に1度、この時だけ誰でも花火を上げることができるのです。
ダム広場や美術館広場、アムステルダム港のような場所では、公式行事として仕掛け花火や打ち上げ花火が上げられるので、夕方から一杯やりながら時を待つ人々で都心のカフェは大混雑です。
子供たちもこの日ばかりは夜更かしを許されます。 |
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ダム広場 |
ほとんどの人が手にワインやビールを持っている |
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午前零時の合図とともに、国中の、文字通りありとあらゆる広場や道路で花火が一斉に点火されると、轟音が潮のように湧き上がり、,あたり一面に戦場に似た硝煙の匂いと煙が立ち込めます。
テレビも新年のカウントダウンの後、アムステルダム中心部や地方の古都などの様子を中継します。
この瞬間を空の上から見たらさぞかし壮観でしょう。 |
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花火セット |
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爆竹を準備する若者たち |
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花火は前もってチラシやオンラインで注文し、最寄の自転車屋とかペットショップ(どんな小さな村にもあるから)で受け取る。
店頭に並ぶことはない。 |
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テレビでは
「私はこれで腕を失いました。」
なんて、当人が赤裸々に傷痕を見せる注意喚起広告が放映される。
ちなみに2008年は全国で15人が失明したとのこと。 |
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海沿いの町 Bergen (ベルヘン) |
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仕事始め |
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クリスマスの前から続いた休日は元日をもって終わり、1月2日からは平常の生活に戻ります。しばらくの間、清掃局は爆竹と花火の燃え殻で覆われた街路の清掃に追われます。
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オランダ王国 ひとくち知識 「国勢と地理」 |
国土と人口 |
九州くらいの国土に東京都の昼間くらいの人口 (1,600万人 ) *1 |
首都アムステルダムの広さと人口 |
八王子市くらいの広さに世田谷区民くらいの人口 (74万人) *1 |
人口密度 |
480人/km : 世界第4位 (日本は343人/km : 第5位 ) *2 |
最高峰 |
Vaalserberg(ファールサー山) : 海抜321m |
最低地 |
海抜 -6.7m (スキポール空港は-4.5m) |
*1 ほぼ日1997年 |
*2 Wikipedia 2005年 |
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