野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   
寒木瓜やかそけき色に力秘め
寒木瓜やかそけき色に力秘め

寒木瓜(かんぼけ) 

この季節に咲いて庭を彩る花を探していましたら目に留まりました。
これからの寒い季節を咲き続ける力を秘めた花です。


 

2014/11/20

 

 


   
夕映えにひときわ明るし紅葉道
夕映えにひときわ明るし紅葉道

桜紅葉(さくらもみじ)の道 

春は満開の桜並木、そして晩秋にはこのような桜紅葉の並木道となります。
この道を奥まで行くと荒川の河川敷となり、鳥の楽園の秋ヶ瀬公園となります。


2014/11/21

 

   
感激は年経るほどに冬桜
感激は年経るほどに冬桜

冬桜 

年を重ねますと、冬に咲く桜を見るだけでも感激します。
買い物の帰りでもちょっと寄り道したくなるほどです。  

 

2014/12/3

 

 

   
霜降りてなお君臨の冬ダリア
霜降りてなお君臨の冬ダリア

冬ダリア 

最近、二階の窓にまで届きそうな大木となるこの花を見ることが多くなりました。
霜が降りるまでの命と思っておりましたが、どうしてどうして、少しの霜ではへこたれません。
「皇帝ダリア」の名のとおり青空に君臨しております。

 

2014/12/5

   
吾子のごと抱きて帰る大白菜
吾子のごと抱きて帰る大白菜

白菜畑 

直売所の白菜畑です。
この畑で出来た大きな白菜を買って持ち帰る時の様子を俳句にしました。
横抱きにして持ったら赤ちゃんを抱いているような感触でした。 

 

2014/12/9

  
五六歩(ごろっぽ)で事足る庭も冬紅葉
五六歩(ごろっぽ)で事足る庭も冬紅葉

冬紅葉 

玄関から五六歩歩けば道路に出てしまうそんな小さな庭ですが、鳥が運んでくれた種から自然に生えたモミジがあります。
その木も、今一人前に紅葉して美しく着飾りました。

 

2014/12/11