野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 
 
   

金色の色あふれけり未央柳

未央柳(びようやなぎ)

まだ梅雨最中の頃、駅前の公園にこの花が咲きあふれていました。
曇り空の下でもこの辺りだけは金色に輝いて見えました。
美容柳とも、美女柳とも書くようです。

11/6/14

   

山あじさいひときわ赤き色をして

山紫陽花(やまあじさい)

紫陽花には実にさまざまな色と種類があります。
地味な花が多い山あじさいですが、このように赤くきれいな色となるものがあることに感動して撮りました。
図鑑で調べたら「クレナイヤマアジサイ」のようです。

11/6/18

   

華やかな色を交えて百合の花

すかし百合

百合にもいろいろな種類と色があります。
このすかし百合は香りはあまりありませんが、変わった色が多く、一斉に咲き始めた庭は実に見事です。

11/6/18

   

藻の花や水面にひとひの花咲かせ

藻の花

ヒメダカの水槽に餌をやろうとして気がつきました。水面に白いものが浮いていました。
これが金魚草の藻の花と気付き撮りました。
夕方には萎れて水中に隠れてしまいました。
小さくて儚い一日花です。

11/6/24


   

鎮魂の夾竹桃の咲き続く

夾竹桃(きょうちくとう)

夾竹桃の花はは赤と白が良く見られます。
また、長く咲き続け、太平洋戦争の終った終戦の頃も咲いていた事から、終戦に関連付けて思い出す人もあるようです。
私はこのピンクの花の色に東北大震災で亡くなった方々への鎮魂と、震災からの復旧の気持ちを添えたいと思います。 

11/7/8


   

軒貸して家族と思ふ燕の子

燕の子

今年も燕が来ました。
燕は軒先にあった毀れかけた古い巣のリフォームをし、出来上がってしばらく静かだったのですが、先週月曜日(7/4)、やっとひなが誕生!
写真を見ると、どうも雛は4羽のようです。
毎日何度も燕の子育ての様子を見に軒下へ足を運んでいます。

11/7/10