野平 美紗子(11回)
「私はデジカメを手に近所を散歩しながら俳句を作っています。」

※以前の作品はこちらから
 

 
   

雪柳泡立つごとし風に揺れ

雪柳

住宅街の垣根から飛び出て枝垂れていた雪柳です。
風が吹くたびに枝ごと揺れて、まるで泡が渦巻いているような感じでした。 

11/3/29

   

写メールで送られてくる糸桜

糸桜

友人からお寺の糸桜が見ごろよ、と写メールが来ました。早速、2キロほど離れたそのお寺に出向き、枝垂れている糸桜をアップで写しました。 

11/4/1

   

おとめつばき二つ向き合ひ語り合ふ

乙女椿

いろいろな形や色の椿がありますが、ピンク色のこの乙女椿は優しい感じです。
沢山咲き競っている中に、こんな乙女椿の姿がありました。何か語り合っているようです。

11/4/2

   

公園に子等いっぱいの花の昼

お花見の季節

当地でも例年より遅く桜が満開となりました。
公園では園児たちがシートを広げてお弁当を楽しんでいました。
私もお花見を楽しみながら、心が和んだひとときです。 

11/4/5


   

スキップで桜のトンネル駆けくる子

桜のトンネル

桜を見上げながらのウォーキングも楽しいものです。
お花見の大人たちに混じって、軽やかにスキップする少女に出会いました。
昔の私自身を思い出したりして、、、。

11/4/5


   

早咲きのつつじ花弁を透かせをり

みつばつつじ

みつばつつじは躑躅(つつじ)の中では一番の早咲きなのではないでしょうか。
まだ桜の季節だというのに、透き通る花びらを持ったこの花は次に来る初夏の季節を予感させてくれます。

11/4/7

   

花桃や源平合戦五分と五分

源平桃

川岸に咲いていた野生の源平桃の種を拾って蒔きました。翌年芽が出て、それから5年経ち、早くも咲き揃いました。桃の生命力を感じます。
赤と白の割合が五分と五分くらいの色合いとなっています。

11/4/9