2009年6月6日、しらはぎ会の美術館巡りに参加させていただきありがとうございました。日常の憂いや煩いを忘れて、学生時代にもどることができました。
しらはぎ会貸切バスの中ではおしゃべりの花畑。浜松駅出発の時は雨でしたが、目的地の徳川美術館到着の時には上天気になっていました。
絢爛豪華な尾張の姫様の調度品の数々を見てため息をつき・・・、今もあるらしい名古屋婚礼の華やかさのルーツを感じ、国宝の源氏物語絵巻等々・・・もっとじっくり深く観たいと、時間の足りなさを嘆きつつ「春姫御膳」の待つ饗応膳の間につきました。まさに山海の珍味が、扇面流しの文様の三重組の重箱に飾られ・・・食べる前にはいっせいに携帯のシャッターがあちこちできられて、目も心もお腹もいっぱいになってしまいました。是非もう一度ゆっくりおとずれたいと願いつつ、バスにもどりました。 次は「ノリタケの森」で、世界に誇れるノリタケの美術品にふれ、陶器の製造過程を直接に見ながら対話で説明を聞くこともできて勉強になりました。オールドノリタケのなつかしい思い出の西洋皿やコーヒーカップ等々、又ショップではモダンなお皿も見られて・・・。一方、広い緑の森の庭の中、華やかな結婚式もとり行われていました。また、時間が足りなくなりました。
最後は金山駅の近くのボストン美術館です。「ゴーギャン展」では 既にテレビでも放映されているあの有名な作品を、とても身近にじっくり見ることができ幸せでした。
「我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか」
しらはぎ会のおかげで、つくづく私は今の自分があると思います。人生中での苦渋や危機を乗り越えてこられたのも、黙って見ていて下さった先輩、後輩のこころ、同時のささえによるものでした。貴重な青春をおなじ学び舎ですごした友達とは数多く顔を合わせたいと思います。
今回の催しには母と娘のしらはぎ会ペアー、55回生から10回生までの年代を超えたきずなが伝わってまいりました。
「70代も捨てたものではありませんよ。」の若々しい先輩のお声に私たち60代も大いに励まされました。本当に楽しい一日をありがとうございました。
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